(一社)屋内緑化推進協議会とは

2025年 年頭所感

一般社団法人屋内緑化推進協議会会長 前田 悟

皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年は、世界情勢の不安定化や気候変動の影響により、人々の暮らしは大きく変化しました。特に、屋外でのガーデニングが困難となる中、室内緑化への関心は高まっおり、新たな市場として急成長が見込まれ期待されています。

こうした状況下、(一社)屋内緑化推進協議会とは屋内緑化推進協議会は10周年を迎えて法人化し、さらなる発展を目指します。これまで屋内緑化コンクールなど中心に啓蒙活動を行ってきました。そうした中、人々の健康に好影響を与えるバイオフィリアデザインが注目を集め、社会全体が緑を求める時代となりました。

公共施設や住宅における室内緑化は、もはや特別なことではなく、当たり前になりつつあります。2027年の横浜国際園芸博覧会を契機に、緑への意識はさらに高まることが期待されます。

しかし、屋内緑化はまだまだ新しい分野です。技術開発や人材育成、そして「緑の効用」に関する科学的なエビデンスの蓄積が求められています。そのため本年度は、先進事例であるシンガポール大学のタン先生を訪問し直接指導をうける研修会を開催します。

本会は、今後、業界全体が一体となり、都市開発・住宅建設、設計・施工、生産・流通など、バリューチェーン全体を最適化することを目指します。異分野の皆様との連携も積極的に推進し、セミナーやコンクール、視察研修会などを通じて、情報発信を強化していきます。

具体的には、

  • 国と関連諸団体と連携し、屋内緑化に関する多種にわたる事業導入を働きかける
  • 業界全体の技術水準向上のため、研修プログラムの充実を図る
  • 「緑の効用」に関する科学的な研究を支援し、その成果を広く発信する

などを推進してまいります。

皆様とともに、屋内緑化がより身近なものとなり、人々の生活を豊かにする社会の実現を目指してまいります。

皆様にとって健康で素晴らしい年になりますよう心からお祈り申し上げ年頭のご挨拶とさせていただきます。

会長 前田 悟

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